億万投資家が実践するわかりやすい株の選び方ポイント3選

株式投資を始めるにあたって、購入すべき銘柄がわからない人は多いだろう。

配当金や株主優待狙いで投資を始める人は多いが、株価が下がれば見込んだ利益以上に損失が大きくなる。

銘柄選択は株でうまく資産運用する際の最も重要な要素のひとつなのである。

しかし、銘柄の選び方を調べてみても、表面的で誤った情報が溢れかえり、適切な情報を探すことは非常に難しい。

そこで本記事では、億万投資家を分析し得た情報から、具体的な株の選び方についてポイントを3点紹介する

投資先の企業の選定

2019年1月8日の時点で、株式市場に上場している企業は3654社ある。

世の億万長者は3654社の中からどのように投資先の企業を選定しているのだろうか。

様々な億万投資家の投資手法を集め分析した結果、共通する主な方法は下記3点が挙げられる。

  1. 身近な企業
  2. 小さい企業
  3. 成長が期待できる企業

ひとつずつ見ていこう。

身近な企業

あなたは日々を過ごす中で、様々な企業と関わりあって生きている。

例えば、コンビニで何気なく手に取ったお惣菜。

これはどの企業が販売しているのだろうか。

調べてみると下記のことがわかった。

・お惣菜の裏面から△△△会社が販売していることが判明

・△△△会社のHPには最近お惣菜を全国のコンビニやスーパーで販売し始めたことが書かれている

・お惣菜を食べてみると、すごく美味しい

・どの店舗に行っても売り切れが多い

これからこのお惣菜が全国で売られれば、たちまちすごい売り上げになるだろう、そう感じて△△△企業の株を買い込んだ。

すると予想通り、1年後、2年後には全国のコンビニやスーパーに展開したことが功を奏し、売り上げと利益が急増。

株価も10倍にまで膨れ上がり、自身の資産が数年で10倍に増えた。

実は、これは実際にあった億万投資家の株式投資の例だ

消費者目線で「この商品、サービスは必ず売れる!」と確信を持つことができれば、今後その企業が成長を遂げることは想像しやすい

また身近な企業こそ売れ行きが確認しやすく、より気づくことができる。

まずはそういった商品やサービスが自分の近くにないか、探してみよう。

見つけたらその企業について調べてみよう。

全国展開をする予定があれば良い投資先の可能性がある

この探す、調べるという行為が投資家としての目を鍛える訓練になる。

習慣化すれば、投資対象の選別能力を身につけることができる

小さい企業

株式投資の初心者がよく耳にする情報として、「株式投資を始めるなら大企業が安全」というものがある。

安全な理由としてよく言われるのは下記の点だ。

・発行済株数が多く、株価の動きが緩やか

・倒産の可能性が極端に低い

実はこれは、内容は合っているのだが安全な理由にはならない

なぜなら、大企業は今後株価が上がる保証がほとんどないからだ。

大企業は成長がほとんど終わっているため、株価が急上昇することは皆無だ。

そして倒産はしなくても、株価は下がっていくかもしれない。

そうなれば投資した資金はどんどん減っていく。

投資した資金が増える保証が少ないのに、安全とは言えないだろう

反対に、小さい企業は成長余地が非常に大きいため、それだけ株価の上がる余地も大きい

また、小さい企業の中にも株価の動きが緩やかで、倒産の可能性が低い安全な企業はたくさんある

億万投資家はこのような株価の上げ幅が大きい小企業に早いうちに仕込んでおき、大きくなったところで売っている。

小さい企業に関する詳細な説明は別の記事にまとめてあるのでそちらを見て頂きたい。

あなたは小型株の効果を知っているだろうか。小型株とは時価総額が低い株を指すが、小型株について深く理解して投資すれば資産を10倍に増やすことも可能である。本記事では、小型株の2つの効果を使い、株の10倍の値上がりを実現する方法について解説する。

成長が期待できる企業

成長が期待できる企業はグロース株と呼ばれる。

億万投資家には様々な投資家がいるが、このグロース株への投資を得意とする人が最も多い。

例を挙げるとすれば、奥山月仁さんや御発注さんなどがいる。

成長が期待できる企業はなんといっても誰でもわかりやすいのが特徴だ

「身近な企業」で説明したお惣菜がその例だ。

もう一つ例を挙げるとすれば、ユニクロを展開するファーストリテイリングが良いだろう。

ユニクロはまだ全国に店舗を展開していなかった当時、みんながこぞってユニクロのフリースを買い求めて店に列を成していたという。

中には3着、5着と買い溜める人もいたそうだ。

そんな状態を見て、ユニクロが全国に店舗を展開するとなれば、ファーストリテイリングの成長は想像できるだろう。

全国展開をする前にファーストリテイリングの株を買っておけば、株価は約60倍上昇し、仮に100万円投資していれば6000万円になっていた。

このように、下記特徴がある株は株価10倍が普通に起こり得るのだ

ひとつのサービスが大成功している

サービスが全国へ展開予定、または展開して間もない

億万投資家はこのような10倍以上の値上がりを見せる企業を、企業が小さいうちに買い込んでいるのだ。

これを2回繰り返せば、初期投資が100万円でも100万円 × 10 × 10 = 1億円 に到達できる



株選択の情報源

では、具体的に億万投資家は株を選択する際に情報をどこから入手しているのか

入手先は主に下記の3点ある。

  1. 身近な商品、サービス
  2. 四季報
  3. 会社のホームページ

①については既に述べたため、②と③について見ていこう。

四季報

株の情報取得といえば四季報だ

株式市場に上場している全企業の情報が載っている。

情報量の割に定価は2200円(税込)と安く、四季報という名の通り、年に4回出版される。

尚、下記の証券会社に口座を持っている人なら、無料で閲覧できる。

・sbi証券

・SMBC日興証券

・マネックス証券

・楽天証券

四季報からは主に下記の情報が得られる。特に重要な情報には星印をつけた。

・業種

・★事業内容

・★業績記事・材料記事(成長力にかかわる事項や経営課題等)

・★業績数字

・配当

・株主

・役員・連結会社

・★財務

・資本移動・株価・時価総額順位

・株価チャート

・★株価指標

四季報の良いポイントは、会社予想の業績数字が載っているところだ。

企業の2年後の予想値がすぐに確認できるため、成長予測が立てやすい。

※もちろん、本当にその数値となるかは自身でも厳密に予想すべきだ。

また、財務情報に時価総額や利益剰余金、有利子負債が載っているのもポイントだ

時価総額とは、発行済株式数に株価を乗じたものだ。

企業は株を発行して投資家に買ってもらい、活動資金を調達する。

つまり時価総額は、株式市場における会社の評価そのものだ。

大きい企業はたくさんの投資家から株を買ってもらっているため、時価総額が大きい。

小さい企業は株を買う投資家が少なく、時価総額が小さい。

利益剰余金は、会社が稼いだ売上から諸々の諸経費を引いた最終利益を積み上げたものだ。

会社の貯金のようなもので、たくさんあれば不景気になっても利益剰余金を切り崩して凌げるため、より安全な企業といえる

有利子負債は企業の借金だ。

借金はもちろん少ない方が良い。有利子負債が0円なら無借金経営の健全な企業となる

このような情報をもとに、企業の経営状態や今後の成長性を確認するのである。

具体的な分析方法については下記記事を確認してほしい。

四季報は銘柄の分析に必要不可欠な要素である。億万投資家の中には四季報を持ち歩いている人もいるくらいだ。ただ、読者の中には四季報の見方や確認すべきポイントがわからないと思っている人が大多数ではないだろうか。本記事では、億万投資家の四季報分析の観点を交え、四季報の基本的な見方と確認ポイントについて紹介する。

会社のホームページ

会社のホームページには詳細な事業内容が掲載されている。

どのような事業を行っているか、今後はどう事業を展開していくのかが確認できる。

会社によっては中期経営計画を出しているため、そこから会社の具体的な方向性が確認できる点も魅力だ。

また、株式市場に上場している企業は有価証券報告書を公開する義務があるため、四半期ごとに報告書が見られる

報告書には業界の動向、会社売上、利益、その要因などが細かく書かれている。

この四半期ごとの数値を集計すれば、その会社の売上や利益の推移、原因を分析できる

そして一番のポイントは会社への問い合わせだ。

会社のIR部門に問い合わせれば、公開できない情報を除いて様々な情報を提供してくれる

例えば今期の業績見込は保守的なものであるか、利益剰余金がたくさんあるが使い道の予定はどうか、などがある。

ただし聞き方には注意しないといけない。

利益剰余金があるからといって増配があるかを直接聞いても、増配の有無は公開できない情報のため、教えてもらえない。

増配とは、配当(もっている株の量に応じて投資家に配分される会社利益)を増やすことだ。事前に教えてしまうと増配する前に買っておくことができてしまう。

利益剰余金を会社の設備投資に回すのか、株主還元(増配等のこと)に回すのか、その方針をどうするかという間接的な聞き方がよいだろう。

まとめ

本記事の内容を下記の通りまとめる。

様々な億万投資家の投資手法を集め分析した結果、共通する主な方法は下記3点である

  1. 身近な企業
  2. 小さい企業
  3. 成長が期待できる企業

【身近な企業】

・消費者目線で「この商品、サービスは必ず売れる!」と確信を持つことができれば、今後その企業が成長を遂げることは想像しやすい。

・探す、調べるという行為が投資家としての目を鍛える訓練になる。

【小さい企業】

・小さい企業は成長余地が非常に大きいため、それだけ株価の上がる余地も大きい。

・小さい企業の中にも株価の動きが緩やかで、倒産の可能性が低い安全な企業はたくさんある。

【成長が期待できる企業】
下記特徴がある株は株価10倍が普通に起こり得る。

・ひとつのサービスが大成功している

・サービスが全国へ展開予定、または展開して間もない

株情報の入手先は主に下記の3点。

・身近な商品、サービス

・四季報

・会社のホームページ

億万投資家は大企業だからといった漠然とした理由で株を選ばない

自身でしっかりとその企業の成長性、経営状態を確認し、納得できた株に投資をすることが重要だということを理解しておこう


フォロー