投資スタイルの種類を知ろう!デイトレードやスイング、中長期等の特徴まとめ

デイトレードやスイングトレード、中長期投資の特徴まとめ

あなたは自分に合った投資スタイルを選べていますか?

株式投資の投資スタイルにはいくつかの種類があり、自分の仕事や性格、生活に合ったものを選ぶべきです。

本記事では、投資スタイルの種類と特徴を詳細に説明していきます。投資スタイルを検討する際の参考にして頂ければ幸いです。

投資スタイルの種類と特徴

投資スタイルは基本的に、購入した株式を「どのくらいの期間」保有するかで種類が異なります。

投資スタイルは主に下記3点に集約されます。

株保有期間 リスク リターン
デイトレード 1日
スイングトレード 約1日~4週間 中~高
中長期投資 約1か月以上 低~高

なお、配当金狙いや株主優待狙いの投資は基本的には中長期投資に分類されるため、中長期投資の章でご紹介します。

デイトレードとは

デイトレードとは、1日のうちに何度も売買を繰り返す「短期投資」と呼ばれる投資スタイルです。小さな売却益(キャピタルゲイン)を積み重ねて利益を出す方法となります。

デイトレードの特徴、向き不向き、メリットやデメリットを確認していきましょう。

デイトレードの特徴

デイトレードの特徴は下記の通りです。

  • 1日に何度も売買を行う
  • 1日当たりの利益、損失の幅が大きい(ハイリスクハイリターン)
  • 株式市場が開いている時間はずっと株価を監視して売買を行う
  • 株価の値動きが大きい、かつ取引が活発な企業を対象とする(成長性などの企業の分析は必要ない)

デイトレードは基本的に板情報をずっと見続けながら、株価の動きや傾向から短時間のうちに上がるか下がるかを予測し、売買を何度も繰り返します。そのため、売買が積極的に行われる企業の株を対象とした方が売買が成立しやすく、有利にデイトレードができます。

板情報とは

どの値段でどれくらい売買注文が出ているかが一覧でみられる画面、機能のこと

デイトレードに向いている人

デイトレードに向いている人は、株式市場が開いている時間帯(平日9:00~15:00)にパソコンやスマホで株売買が自由にできる人です。

デイトレーダーの億万投資家であるテスタさんも「日中帯にずっと株の取引ができることが短期投資の絶対条件」と言及しています。

デイトレードのメリット

デイトレードのメリットは下記の通りです。

  • 投資の成果がすぐに出るため、早く利益を出すことが可能
  • 取引時間外の悪いニュースで起きる株価暴落などの影響を受けないで済む

デイトレードのメリットといえばやはり「投資の成果がすぐに出ること」です。1日のうちにお金を倍に増やすことも可能です。また、出た利益をそのまま次の投資に回せば、すごい勢いでお金が増えていきます。


例)1回の売買で5%の利益を得て、20回繰り返した場合

100万円 × 1.05 = 105万円

105万円 × 1.05 = 110.25万円

110.25万円 × 1.05 = 115.76万円

・・・計20回繰り返す

252.69 × 1.05 = 265.32万円


ただし、デイトレードの場合は差金決済に注意しましょう。

差金決済とは

1銘柄に対して買いと売りを行った場合、その取引に使ったお金分は同日に同一銘柄で取引できなくなるルールのこと。

下記のようなケースは差金決済として扱われ、売買に制限がかかります。

  • 同じ日に1度購入と売却をした銘柄は、その取引に使ったお金で同じ日に同じ銘柄を買うことができない。
  • 同じ日に1度売却と購入をした銘柄は、その日はもう売ることができない。

ただし、これは現物取引に限った制限です。信用取引を使えば差金決済は関係なくなるため、同日に同じ銘柄を何度も繰り返し売買可能です。そのため、デイトレードをする人は信用取引を使う人が大半です。

また、取引時間外の影響を受けないというのもメリットです。

デイトレードは基本的に1日のうちに売買を完了させるため、株を持ったまま次の日を迎えることがありません。

そのため、取引時間外で例えば北朝鮮がミサイルを日本に発射して株価が大暴落しても、持っているお金は現金で保有しているため影響を受けません。

デイトレードのデメリット

デイトレードのデメリットは下記の通りです。

  • ハイリスク
  • 日中の取引時間帯は株取引にずっと集中しないといけない
  • 取引時間外の良いニュースの影響を受けられない

デイトレードの最大のデメリットといえば、「ハイリスク」であることでしょう。お金を際限なく増やすことができますが、それと同様、際限なく減ることもあります。まさにハイリスクハイリターンです。

また、日中の取引時間帯は株取引に集中し続けて売買を繰り返す必要があるため、かなり神経と労力を使います。有名なデイトレーダーでも血尿が出ると言っているほどで、相当のストレスがかかります。

さらに、取引時間外にその企業のサプライズ発表などがあると、翌日の朝から株価が急上昇しますが、デイトレードは基本的に株を翌日に持ち越さないため、その急上昇による利益を得ることはできません。

スイングトレードとは

スイングトレードとは、およそ1日以上1ヶ月未満の期間で株を保有し売却することで、売却益を得る投資スタイルです。

スイングトレードの特徴、向き不向き、メリットやデメリットを確認していきましょう。

スイングトレードの特徴

スイングトレードの特徴は下記の通りです。

  • 1日以上1ヶ月未満の期間で売買を行う
  • 1回の取引のリスクが中程度だが、利益は中〜高リターンが望める
  • 株式市場が開いている時間に株価をある程度監視できる方が有利
  • 1日~1ヶ月程度の期間で好材料が出ることを予測し、事前に購入して好材料が出たタイミングで売却し、売却益を得る

スイングトレードはデイトレードと違い、細かな株価の動きには注目しません。しかし、大まかな株価の動きから上昇を予測したり、好材料を予測して事前に購入したりして、値上がりしたタイミングで売却益を得る方法です。

例えば、1ヶ月後に決算発表が予定されており、非常に良い決算が発表されることが予想できている場合、1ヶ月前からその株を購入しておき、決算発表で株価上昇したタイミングで売却するといった流れです。

株価の上げ下げが周期的であったり、予測しやすい決算情報だったりする企業の株がスイングトレードには適しています。

大まかな株価の動きが1日~1ヶ月程度のリズム(スイング)で動くことが多いため、スイングトレードと呼ばれています。

スイングトレードに向いている人

日中帯に株価を確認できない人、かつ投資の成果を早めに出したい人におすすめです。例えば日中帯に仕事をしているサラリーマンなどもスイングトレードが可能です。取引時間外に買い注文を出し購入しておき、取引時間外に好材料が出た翌営業日に売り注文を入れておけば、取引時間中のやり取りは不要です。

もちろん日中帯に株価を監視できた方が、暴落があった際の対応ができ有利ですが、それができない人でも注文の出し方次第で対応は可能です。

スイングトレードのメリット

スイングトレードのメリットは下記の通りです。

  • 投資の成果が比較的早めに出るため、早く利益を出すことが可能
  • 日中帯に株価に集中していなくても良い

スイングトレードの一番のメリットは日中帯に株価に集中しなくても可能な投資スタイルで、比較的早めに大きめの成果が得られる点です。時にはデイトレード以上の成果を上げることも可能です。

日中帯に株価に集中しなくても良いため、日中帯に仕事をしている人でも実践可能な投資スタイルであり、幅広く活用されています。

スイングトレードのデメリット

スイングトレードのデメリットは、下記の通りです。

  • 中程度のリスクがある
  • 取引時間外に出た悪材料の影響を受ける

1日~1ヶ月程度の期間で投資をするため、その期間だけでみれば株価がかなり下がるケースも考えられます。また、取引時間外に悪材料が出た場合も株価が下がり、損益につながるリスクがあります。

1ヶ月程度では株価がもとに戻らずに損失を出したまま売買を終了しなければならなくなり、基本的には悪材料が出るかどうかでスイングトレードの成否が決まってしまう側面があります。

中長期投資とは

中長期投資とは、1ヶ月以上の期間で株を保有し続け、企業の成長に伴う株価上昇で売却益を得る投資スタイルです。

中長期投資の特徴、向き不向き、メリットやデメリットを確認していきましょう。

中長期投資の特徴

中長期投資の特徴は下記の通りです。

  • 1ヶ月以上の期間で売買を行う
  • 1回の取引のリスクが低く、利益は低〜高と幅が広い
  • 株式市場が開いている時間に株価を監視する必要がない
  • 企業の成長を予測し、成長に比例して株価が上昇したタイミングで売却益を得る、もしくは売却せずに企業の成長が止まるまで保有し続ける

中長期投資はデイトレードやスイングトレードと違い、株価の動きは全く見ません。一度買ったらあとは企業の動向を日々チェックし、企業の成長に陰りが出てきたら売るという具合です。

企業の動向を確認するといっても、企業が成長戦略や売上情報を公開するのは4半期ごと(3ヶ月単位)となるため、確認頻度はかなり少ないです。

また、1回の取引のリスクが低く、安全性の高い投資スタイルとなります。

中長期投資に向いている人

中長期投資は、サラリーマン等の日中帯に株価を確認できない人におすすめです。日中帯に株価が見れてしまうと株価の動向次第で売買したくなってしまい、中長期投資スタイルを破る恐れがあります。日中帯に株価が見れないことは、一喜一憂せずに済み、精神的な負担を少なくするメリットに繋がります。

また、低いリスクでお金を増やしたい人にもおすすめです。

中長期投資のメリット

中長期投資のメリットは下記の通りです。

  • 日中帯に株価を気にする必要がない
  • リスクが低く、中長期的に大きなリターンが見込める

中長期投資の最大のメリットは日中帯に株価を気にする必要がない点です。株取引が可能な時間帯(日中帯)は仕事をしている人が大半であり、そのような人が有利に投資できる数少ない投資スタイルです。

また、リスクが低い点も魅力です。ほかの投資スタイルではどうしてもリスクが高くなりがちですが、中長期投資はしっかり投資先の企業を吟味すれば、非常に低リスクで高リターンを得られます。

なぜ低リスクになるかというと、たとえ悪材料のニュースが流れ株価が暴落しても、株価は長期的には元の株価まで戻ることがほとんどなのです。

また、企業が継続的に成長すれば、それに比例して株価も上昇する傾向が確認されています。そのため、継続した成長が見込める企業に投資すれば、株価が下落するリスクを極限まで減らすことが可能なのです。

中長期投資のデメリット

中長期投資のデメリットは下記の通りです。

  • 投資の成果がすぐには出ない
  • 売買する銘柄選びに失敗すれば利益がほとんど出ないまま株を保有し続けることになる

中長期投資のデメリットはやはり投資の成果がすぐには出ないことです。すぐにでも成果を出したい人には向いていない投資スタイルと言えるでしょう。

また、売買する銘柄選びに失敗すれば、何年たっても少しの利益しか得られない場合があります。その場合は配当金や株主優待がある企業を選ぶと、株価上昇による売却益がなくてもある程度の利益が出せます。

TIPS:配当金や株主優待について

配当金や株主優待狙いの投資も広義の中長期投資と言えるでしょう。株価上昇を狙うのではなく、配当金や自分の好きな商品がもらえる株主優待などを狙う投資家もいます。

ただし、配当金や株主優待は各企業の権利付き最終日に株を保有していればもらえるため、実質1日だけ株を保有していればよく、スイングトレードに分類することもできます。

配当金や株主優待狙いの投資スタイルもリスクが比較的低めで人気です。

まとめ

株式投資の投資スタイルは期間によってデイトレード、スイングトレード、中長期投資の3種類に分かれますが、どれも一長一短があるものと理解いただけたかと思います。

投資スタイルを決める際の基本的なポイントは許容できるリスク、得たい利益の量、自分の生活に合致しているかどうかがポイントとなります。

どの投資スタイルが自分に合っているか吟味し、決定しましょう。

次の記事では、具体的に投資スタイルを決める際のモデルケースをご紹介します。


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