小型株効果とは?時価総額の低い株で10倍の値上がりを実現する方法

株で大きく資産を増やしたいなら知っておかなければならない「小型株」

あなたは小型株効果を知っているだろうか。

もしあなたが小型株について深く知らないというのなら、大きなチャンスを逃しているといってよい

小型株の効果を深く理解して投資すれば、資産を10倍に増やすことも可能である。

本記事では、小型株の2つの効果について解説する

小型株とは

小型株とは、下記の特徴を持つ株を指す。

・時価総額が低い

・流動性が低い

時価総額

時価総額とは、市場における企業の価値を表す。

株式会社は株を発行し、投資家に株を売って資金を調達する。

その株の1株あたりの価値が株価であり、株価と発行株数をかけたものが「時価総額」(調達した資金の総額)である。

としき
時価総額の計算式は 株価 × 発行済み株式数 です。

時価総額が低い企業は、調達資金が少ない、まだ成長しきっていない小さな企業を指し、今後の成長余地が非常に大きい企業でもあるのだ。

世の中で大企業と呼ばれる企業はすべて、この時価総額が非常に大きい数字になる。

尚、小型株の時価総額については厳密な定義はないが、おおよそ100億円以下は小型株に分類される。(各企業の時価総額はyahooファイナンスや株式投資用のツールを見ると載っている)

そのため株価が低く、10万円程度の少額資金で投資を始められる点は小型株の魅力のひとつだ。

流動性

流動性とは、株式を現金に換えやすい性質のことを指す。

株式を現金に換える、つまりは株式市場で株を売ることが容易な状態のことである

株を売ろうとすると、買ってくれる人が必要だ。

買う人がまったくいない企業の株はなかなか売れない。

そのため、その企業の株の流動性は「低い」と表現する。

小型株は流動性が低い傾向にある

なぜなら、小型株は発行されている株数が少なく、買い手、売り手の数が限られてしまうからである

また、小型株は基本的には無名で、何か特別なニュースでもない限りは注目されないため、買いや売りを行う人が少なくなるのだ

そのため、本来なら業績に見合った株価まで上がるはずが、放置されて株価が割安な状態になる傾向がある

なお、利益から計算した適正株価はもっと高いはずが、何かしらの理由で株価が低い状態にあることを一般的に「割安」な株と表現する。

としき

割安とは、適正な株価よりも低い株価の状態です。

小型株で10倍の値上がりを狙う

ここまで挙げてきた小型株の特徴で、下記のものは「小型株効果」と呼ばれている。

今後の成長余地が非常に大きい

注目度が低いため、株価が割安な状態で放置されやすい

小型株を選択すれば、小型株効果であなたの資産を10倍以上に増やすことも可能だ

その理由を説明しよう。

小型株の成長余地

小型株の成長余地の一例を見てみよう。


【例】時価総額10億の小企業と時価総額1000億の大企業

小企業は急成長し、利益が前年比10倍、時価総額20億へ、株価も2倍に上昇

大企業も成長し、利益が前年比1.05倍、時価総額1050億円へ、株価は5%ほど上昇

■小企業の株を100万円分購入した場合 100万円 × 2 = 200万円

利益 : 100万円

■大企業の株を100万円分購入した場合 100万円 × 1.05 = 105万円

利益 : 5万円


この例では時価総額が小企業は10億、大企業は50億増えている。

しかし、成長率でいえば小企業は2倍、大企業は0.05倍と大きく差がついた。

小企業は利益が小さくても物凄い早さで成長できるが、大企業はすでに大きすぎて成長の余地がほとんどないのだ

10億円を20億円にするのは可能だが、1000億円を2000億円にするのはかなり困難だ。

見てわかる通り、小企業に投資する方が圧倒的に利益率が高いことがわかる。

あなたも100円を元手に200円稼げと言われたらできるが、100万円を元手に200万円稼げと言われたら難しいと感じるだろう。

割安で放置される小型株

小型株のもう一つの効果は割安で放置されることである。

既にその理由については述べたが、実はもう一つ大きな理由がある。

それは機関投資家が小型株に投資できないという点だ。

機関投資家とは大量の資金を使って株式を売買し、資金運用を行う投資家のことである。例えば銀行や政府系金融機関などがある。

機関投資家は投資資金が多すぎて、小型株を買うとその時点で株価が急上昇を起こす。

小型株は売り手が少ないため、大量に買い込むと売る人がいなくなり、株価がストップ高になるのだ。

これではキャピタルゲインが得られないため、投資対象から除外されるのである

としき

キャピタルゲインとは、購入時の株価と売却時の株価の差益のことです。

つまり、小型株をターゲットにすれば機関投資家がまだ手を付けていない、急上昇前の株を買うことができるのである

小型株は注目度が低いため、素晴らしい成長率を維持し利益を上げ続けても、株価が上がらない。

その割安な時期に株を購入しておくと、企業が利益を上げ続けて市場がその企業を見直したとき、株価上昇が起こる

さらに買い手が多くなり機関投資家も買い始めると、想像を超える株価の急上昇につながり、株価10倍が実現できるのである

ただし注意点もある。

業績が良くても株価が上がらない時期があるため、投資のスタンスとしては短期ではなく中長期(半年以上)の必要がある

短期で資産を増やしたい場合は、非常にリスクが高いが、流動性の高い小型株を買えばいい。

尚、特殊な人を除き、筆者含め億万投資家の多くは流動性の高い小型株は買わない

リスクが高すぎるし、すでに注目を浴びている株は割安でないからだ

小型株の見つけ方

小型株の見つけ方は簡単だ。

時価総額を低い順から並び替えて検索し、100億円以下の企業をチェックしていけば良いのだ。

検索はyahooファイナンスやyahooファイナンスアプリを使えばすぐだ。

ここではアプリの検索例を挙げる。

【アプリを開き、右下のメニューをクリック】

【コンテンツ→スクリーニングをクリック】

【時価総額順、昇順に設定する】

検索をかけたあと、気になった企業は四季報や会社HPで入念に調べよう。

調べる観点は下記の記事を確認してほしい。

四季報は銘柄の分析に必要不可欠な要素である。億万投資家の中には四季報を持ち歩いている人もいるくらいだ。ただ、読者の中には四季報の見方や確認すべきポイントがわからないと思っている人が大多数ではないだろうか。本記事では、億万投資家の四季報分析の観点を交え、四季報の基本的な見方と確認ポイントについて紹介する。

資産10倍を目指す銘柄選択

では具体的に、資産10倍を実現するために小型株を客観的に選定する方法を紹介する。

それは、その企業の成長性、割安性などをPERやEPSなどの指標や、利益の継続的な伸びなどを確認して見定める方法だ。

資産10倍を目指す銘柄選択については下記記事を確認してほしい。

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まとめ

本記事では小型株に下記の特徴があることを説明した。

・時価総額が低い

・流動性が低い

また、小型株には下記の小型株効果があることも説明した。

・今後の成長余地が非常に大きい

・注目度が低いため、株価が割安な状態で放置されやすい

これらの小型株効果を活かせば、資産10倍が可能になるだろう

過去、実際に小型株が株価10倍になった例は下記の記事にまとめている。

参考に確認してほしい。

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