長期投資が儲からないのは嘘?資産を10倍に増やした具体例2選!

あなたは長期投資が儲からないと考えているでしょうか?

否、儲かります。

もちろん、方法を間違えれば儲かりません。それはどんな投資でも同じです。正しい銘柄選別の方法を知り、実践すれば、長期投資は非常に大きな利益を得ることができます。

本記事では、長期投資で実際に株価が10倍になった具体例を2つ挙げ、その結果から導き出される銘柄選別方法について説明します。

長期投資が儲かる具体例

アークランドサービスHD(3085)

株価が10倍になることをテンバガーと表現したり、そういった企業の株をテンバガー株と呼んだりします。実は、長期投資は株価が10倍では留まらず、20倍、30倍に上昇することがあります。その具体例のひとつが「アークランドサービスHD」です。

アークランドサービスHDはとんかつ専門店「かつや」を展開する企業です。2007年11月に株価は約92円であったが、2017年12月には2812円を記録しました。10年間でおよそ30倍の上昇です。

さらに驚きなのが、IT業界のような高成長業界ではなく、低成長業界である飲食店というところです。アークランドサービスHDは低成長業界の飲食店でありながら、高収益の店舗を実現し、フランチャイズ展開することで売り上げ、利益共に伸ばしてきました。

このように、利益率の高いサービスをコピーして全国展開することで、長期的に売り上げ、利益が10倍、20倍に増え、それにつれて株価も後を追うように伸びる例が多くあります。

としき

利益率の高いサービスを全国展開するビジネスモデルは長期で株価が上昇します。

ディーブイエックス(3079)

株価10倍を達成したもう一つの例が「ディーブイエックス」という企業です。

2007年11月に約140円だった株価は2013年5月に1389円へ、約5年で10倍に成長しました。利益が4倍になったタイミングで、割安さ是正による株価急上昇が起きたのです。

ディーブイエックスは不整脈や虚血関連分野の医療機器販売をおこなう会社で、不整脈医療機器のシェアは業界NO.1です。また、30期連続増収増益を達成しています。

市場シェアが関東圏で約40%、全国でも約20%とトップを誇り、顧客に対する技術営業サポート力を武器にシェアを拡大しています。また、独占販売権の取得やニッチ市場をターゲットにするなど、競合に負けない工夫が図られているのです。

この会社も、利益率の高いサービスをコピーして全国展開していくスタイルです。まだまだ市場シェアを増やす余地は残っており、かつ高齢化社会到来により、さらに需要の増える市場であることから、これからの成長余地も十分に残っている企業と言えるでしょう。

としき

全国展開には、競合に負けない武器や特徴が必要です。例えば特許や参入障壁の高いビジネスモデル、ニッチ市場の独占、高度な人的資源などがあります。

としき

利益率が良いのに、株価上昇せずに割安で放置されている企業は、どこかのタイミングで割安さが是正され、株価の急上昇が起きることがあります。

ほかの企業に負けない武器や特徴を持っているか把握することは難しいと感じるかもしれません。しかし、身構える必要はありません。

別記事で紹介しますが、投資対象となる企業の武器や特徴は、意識すればあなたが日々暮らす日常の中から見つけられるようになります。

長期投資で儲けられる金額をシミュレーション

ではここで、具体的に長期投資で儲けることができる金額をシミュレーションしてみましょう。例えば、あなたが資産100万円を下記の通り長期投資したとしましょう。

※時系列に矛盾はあるが、その点は気にせずあくまで一例として見ていただきたい。

  1. ディーブイエックス株を140円で購入し、5年間持ち続ける
  2. ディーブイエックス株を1,389円で売却する
  3. アークランドサービスHD株を92円で購入し、10年間持ち続ける
  4. アークランドサービスHD株を2,812円で売却する

まず、①で7100株を購入し、②ですべて売却した利益は下記の通りです。

7,100株 × 1,389円 = 9,861,900円

実に約900万円の利益が出ています。しかし、さらにこれをそのまま別の株に投資します。

③で107,200株を購入し、④ですべて売却した利益は下記の通りです。

107,200株 × 2,812円 = 301,446,400円

なんと約3億円の利益が出ました。

長期投資ではこのように2回のテンバガー株に投資することで、莫大な利益が出るのです。

15年の時間はかかっていますが、銀行に預けたまま金利0.01%を15年間もらうよりも、良い資産運用だと思わないでしょうか。

としき

長期投資は時間がかかりますが、小型のテンバガー株に2回投資すれば、莫大な利益を得ることが可能です。

長期投資の銘柄選択

ここまで述べてきた例をもとに、長期投資ではどのように銘柄選択すれば良いか考えてみましょう。ポイントは下記の3点です。

  • ビジネスモデル
  • 割安性
  • 成長性

ビジネスモデル

正直、これが一番重要です。高い成長率を維持することが株価上昇の最も重要な要素です。成長株投資で有名なピーターリンチは下記のように言っています。

長期に渡っては企業の成長と株価の上昇には密接な関係がある。

by  ピーターリンチ

実際、企業の成長に比例して株価が上昇することはピーターリンチが実証しています。つまり、企業の成長を見極めることこそが長期投資で勝つ鍵なのです。

企業が高い成長率を維持するビジネスモデルの例は下記の通りです。

  • サービスの全国展開
  • ターゲットがニッチ市場
  • 特許の取得
  • 能力の高い人的資源

これらを保持する企業は非常に競争力が高く、売上や利益を伸ばしていけます。特に全国展開はかなり有益です。

東京だけで展開していた企業を47都道府県全体でやれば、単純計算47倍の売上が出ます。企業の強みを探し、売上を伸ばしていけそうな企業はチェックしておきましょう。

ちなみに、全国展開が終わりかけている企業や、規模が大きくなりすぎている(時価総額が1000億以上)企業は成長余地が少ないので省いて良いです。

割安性

企業の株を購入するタイミングも重要です。

いくら素晴らしい企業だとしても、株価が割高であれば企業の利益が株価に追いつくまで待たなくてはならなくなります。そのため、PERが10倍以下の企業に絞りましょう。

成長力のある企業をチェックしておき、PERが10倍以下になったタイミングで購入しましょう。PERは1年後、2年後の予想PERでも良いですが、成長していくシナリオが想像できる企業にしましょう。

割安性の判断の仕方は下記記事に詳細にまとめているため、確認してください。

株売買のタイミングについて調べれば「順張り」、「逆張り」、「二段底」、「三空」など格言がたくさん出てくる。これらの方法は運任せの要素が強すぎるため、投資の世界で利益を出したいなら成功している投資家の方法を知り、自身の投資法を模索すべきだ。本記事では、億万投資家が実践する確実に利益を出す株売買のタイミングを3つ紹介する。

成長性

ビジネスモデルがしっかりしていれば成長性は自然とついてきます。しかし、例えば全国展開をしても多売薄利の場合は利益が伸びずに株価も伸びません。

成長性の有無は実績をもとに判断するのが良いです。

成長性の詳しい分析方法は下記の記事に詳細をまとめているので確認してください。

株式投資における企業の成長性分析は非常に重要である。分析を間違えると何年も株価が上がらない企業に投資していた、ということが普通に起こる。本記事では、グロース株投資を得意とする億万投資家の手法をもとに成長性の分析方法を紹介する。

まとめ

如何だったでしょうか。本記事のポイントは下記の通りです。

  • 長期投資は時間はかかるが、小型のテンバガー株に2回投資すれば元手の100倍の利益が得られる。
  • 企業の成長力はビジネスモデル次第である。サービスの全国展開、ターゲットがニッチ市場、特許取得、能力の高い人的資源などがその原動力となる。
  • 利益率が良いのに、株価上昇せずに割安で放置されている企業は、どこかのタイミングで割安さが是正され、株価の急上昇が起こることがある。
  • 成長性の有無は実績をもとに判断する。

長期投資はやり方さえ正しければ高確率で儲けることのできる投資手法です。世の億万投資家も長期投資家が多くを占めています。

投資手法を検討されている人は、一度長期投資を検討してみては如何でしょうか。


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