株式投資で資産運用する際のリスクを徹底解説

資産運用してお金を増やしたいけれど、株式投資の資産運用は何か怖いイメージがある…どんなリスクがあるのかな?

本記事ではこのような不安、疑問を解消します。

【この記事を読んで得られる情報】

株式投資による資産運用のリスクについて詳しく理解できる

株式投資のリスクを減らす方法がわかる

私はサラリーマンとして働くかたわら、株式投資を約10年ほど続けております。

その間の試行錯誤の甲斐あってか、7桁台の利益を出すことができています。

今思うこととしては、株式投資でコンスタントに利益を出すなら「株式投資に存在するリスク」と「リスクを減らす方法」を理解することが重要だということです。

そこで今回は「株式投資で資産運用する際のリスク」について解説したいと思います。

リスク①:株価の値下がりリスク

値下がりリスクとは

株式投資を始めるにあたって最も注意しないといけないリスクが株価の値下がりリスクです。

株式投資では、投資先の企業の業績が良くて株価が値上がりすることがあれば、業績が悪化して株価が値下がりすることもあります。

株購入時よりも株価が値下がりした状態で売却した場合、損失が出てしまいます。これが株価の値下がりリスクです。株式投資は元本が保証されていない資産運用方法なのです。

例えば下記のようなケースは株価の値下がりリスクが高まりやすいです。

ケース 内容
世界的な不況 リーマンショック、バブル崩壊など、世界規模の不況が起きた場合、ほとんどの企業が値下がりリスク発生
企業の不祥事 商品の欠陥や回収、品質偽造や表示違反などの不祥事で失望が広がり、その企業の株価に値下がりリスク発生
期待に添わない決算 目標の決算数値に届かなかった場合、その企業の株価に値下がりリスク発生
その他の外的要因 材料費や人件費高騰、北朝鮮による核ミサイル発射など、不安を煽る外的要因により、関連企業に値下がりリスク発生

値下がりリスクを減らす方法

先程挙げた値下がりリスクは予測しやすいものと予測しにくいものに分けることができます。

対策方法が異なるため、それぞれ見ていきましょう。

予測しやすい値下がりリスク

値下がりリスクが発生するケースのうち、「企業の不祥事」と「期待に沿わない決算」はある程度予測することができます。

企業の不祥事

企業の不祥事は経営陣の人柄を観察することが大事です。

企業は定期的に株主総会を開きますが、社長が株主の前で今後の事業方針などを説明するため、社長の人柄に触れることができます。

そのとき、どんな経営者なのかをよく観察するのです。いい加減なことを言う社長なのか、懇切丁寧に根拠のある事業方針を説明するのか、株主からの質問には的確に回答しているかなど。

企業の不祥事が起きるかどうかはその企業の経営陣がしっかりしているかである程度予測できるのです。よく観察し、あなたが信用できる人物か判断しましょう。

期待に沿わない決算

期待に沿わない決算については、企業が年に4回公表する業績数値と経営計画(目標)を確認することで予測できます。

公表されている業績数値からはその企業の現状が分析できます。分析方法は別記事で取り上げますが、現状の業績から目標がどの程度達成できるかを予測します。

期待に沿わない決算になると予測できたタイミングでその株を売るかどうか判断すれば、値下がりリスクは下がることができるのです。

予測しにくい値下がりリスク

一方、「世界的な不況」、「その他の外的要因」はいつ発生するか予測が難しいものです。

そのため、これらのリスクを減らすためには2つの方法があります。

株を買ったらできるだけ早く売る

世界的な不況やその他の外的要因が発生しても、株を保有していなければ影響はありません。つまり、株を買ってすぐに売るようにすれば影響は受けづらくなります。

そのため、短期投資はこれらのリスクをかなり抑えることができる手法となります。

株価が下がったら買い増す

普通は、株価が下がればもっと下がることを恐れて損切りをします。

しかし、実は株価が下がる理由によっては株を買い増す方がリスクを下げることができます。

世界的な不況やその他の外的要因の内容が株を保有している企業にまったく関係のない場合でも、投資家の心理状態悪化、つまりは「不安」によって値下がりは往々にして発生します。

その企業はただ「不安」だから売られただけで、不安な雰囲気が解消されればまた株価は元に戻っていくのです。

つまり、その企業になんら関係がないのに株価が下がるイベントが起きた時は、その企業はそのときだけバーゲンセール状態なのです。

実は結構、このチャンスは多いのですが、負け続ける投資家の方々はとことん売ってしまうのです。

このケースは株を売ってしまうと損しかしないため、逆に株価が安くなったタイミングで株を買い増し、株価が戻ってきたところで売ることで他の投資家よりも利益を出すことができます。

リスク②:倒産リスク

倒産リスクとは

企業は経営状況や財務状況が悪化すると倒産してしまいます。企業が倒産すれば、その企業の株の価値はなくなってしまいます。

つまり、あなたが倒産した企業の株を持っていた場合、その企業に投資していたお金は戻ってきません。これが企業の「倒産リスク」です。

ただ、倒産する確率は非常に低いです。なぜなら、あの有名な2008年のリーマンショックの時でも倒産した企業は33社でした。世界を揺るがす大問題が起きても、2008年の上場企業2,389社のうち、約1%しか倒産していません。

倒産リスクを減らす方法

倒産は、業績が悪くて借金を返せず、銀行からの融資も停止されるような企業に起こります。つまり、その企業がどれだけの借金を背負っているか、かつ業績がどれだけ悪いかである程度確認できます。

借金の量や業績は四季報を見れば載っていますし、その企業が公表している四半期報告書にも載っています。

よほどのことがないと倒産にはなりませんが、四季報や四半期報告書をチェックしてから買うと倒産リスクは減らせます。

また、簡易な方法としては東証一部上場企業の株を買うというのがおすすめです。東証一部は非常に厳しい上場基準を設けているため、それをクリアして上場した企業は滅多につぶれないという理屈です。完璧ではありませんが、倒産リスクを減らすならこれでも十分でしょう。

リスク③:流動性リスク

流動性リスクとは

株の売買は買いたい人、売りたい人がいて初めて成り立ちます。人気があり活発に売買される企業があれば、人気がまったくなくほとんど売買されない企業もあります。

売買が少ない場合、自分が売りたい!と思っていても、買ってくれる人がいないために希望価格で売れなかったり、挙句の果てには株自体が売れない場合まであります。これが流動性リスクです。

【流動性とは】

売買がどれだけ活発におこなわれているかを表す言葉

流動性リスクを減らす方法

流動性リスクを減らす場合は、売買を行う証券取引所に気を付けましょう。

売買が最も多い証券取引所は東京証券取引所(東証)です。次いで札幌(札証)、名古屋(名証)、福岡(福証)となります。

東証以外は正直ほとんど売買がないため、流動性リスクを気にするなら東証を必ず選びましょう。

そして東証の中でも市場が分かれています。

市場
東証 東証1部
東証2部
マザーズ
JASDAQスタンダード
JASDAQグロース

東証1部が最も出来高が多く、マザーズやJASDAQスタンダードも多めです。流動性リスクを減らすなら東証1部、マザーズ、JASDAQスタンダードに上場している企業の株を買うのが良いです。

出来高の低い証券取引所、市場でどうしても買いたい株があるときは、毎日どの程度の出来高があるのかチェックしておくとよいでしょう。

リスク④:信用取引リスク

信用リスクとは

証券会社からお金を借り、そのお金で株式投資を行うことを信用取引といいます。反対に、自分の手持ちの資金のみで株式投資を行うことを現物取引といいます。

信用取引は自分の手持ちの資金以上の金額で株式投資ができるため、大きな利益を得られる可能性があります。一方、損失が発生した場合は手持ちの資金以上の損失となる可能性があります。これが信用リスクです。

1990年頃のバブル最盛期、「借金してでも株を買え」と言われるほど、株を買えばお金が増える時期がありました。しかしその後バブルが崩壊し、借金してまで株を買っていた人たちは信用リスクが顕在化し、財産を失ったり、借金まみれになった人が続出しました。

信用リスクを減らす方法

信用リスクを減らす方法は簡単です。信用取引を使わなければよいです。すべての株取引を現物取引で済ませれば信用リスクは生まれません。

ただし、信用取引は手数料が安くなるメリットがあるため、短期投資家には必須の取引方法でもあります。使いたい場合は、その日のうちに必ず売るというルールで使用しましょう。

リスクを極端に下げる方法

これまで4種類のリスクを説明してきましたが、これらのリスクを同時に下げる方法が3つあります。

少額投資をする

投資する金額を少額にすれば、失う金額は少なくなります。株式投資初心者の方はまず、少額投資で経験を積むのが良いです。

株式投資には10万円以上のお金がいるとよく言われますが、1株から投資できる証券会社を選べば数百円から購入可能になります。

少額投資なら、下記の特徴を持つSBIネオモバイルがおすすめです。

  • 数百円から株売買が可能
  • Tポイントで投資可能
  • 毎月200ptのTポイントがもらえる

投資信託をする

近年人気が高まっている「投資信託」という方法があります。これは、株式投資の専門知識を持つ投資のプロがあなたに代わって株式投資をしてくれるサービス。

投資信託は1万円程度の金額から投資することができ、毎月買える分だけ購入して積み立てていくことができます。

自分で株式投資するよりも出せる利益は小さくなりますが、自ら運用せずにリスクを減らして株式投資ができるため、忙しい方や運用をプロに任せたい初心者の方に向いています。

その中でも、年1%と少ない手数料でロボアドバイザーが資産配分を自動調整、自動運用してくれるTHEOというサービスが人気となっています。

投資方法を勉強する

根本的な解決方法としては、リスクを減らすことのできる投資方法を学び実践することが一番だと言えます。

私自身、株式投資のリスクを減らす為の方法を模索し続けて利益を出すようになれています。先人の投資家たちが出している本から投資手法を学び、アレンジすることでリスクの少ない投資法に行き着きました。

私が成功する足掛かりとなった書籍は「ピーターリンチの株で勝つ」です。長期投資を主眼に低リスクハイリターンな投資手法を学ぶことができて、リスクを抑えて株式投資したい人におすすめします。


まとめ

最後に本記事の内容をまとめます。

・リスクには値下がりリスク、倒産リスク、流動性リスク、信用取引リスクがある

・リスクを減らす方法は、企業の業績や経営陣の雰囲気、株を売るタイミング、売買する証券取引所、取引方法などをよく確認して行うとよい。

リスクを知り、リスクを減らす方法を知れば、株式投資はギャンブルではなく立派な資産運用となります。その結果、コンスタントに利益を出し続けることができるようになるのです。


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