株の売り方を初心者でもわかるように解説!株売却の取引方法とメリットデメリット。

株を売るということは、株をお金に戻す行為を指す。

株価が買った時より上がったタイミングで売れば、買った時よりもお金が増えて返ってくるし、下がったタイミングで売ればお金が減って返ってくる。

株を売るという行為は利益や損失の確定を意味するのだ

そのため、株の売り方について正しく理解しておかなければ思わぬ損失を招くことになる。

本記事では株の売り方について初心者の方でもわかるように解説していく。取引の注意点についても要所で解説しているため、初心者以外の方も知識の補填や初心の再確認の意味で確認してほしい。

株が売買できる時間帯

株は売買できる時間帯が決まっている。

株取引の9割を占める東京証券取引所(以下、東証)では平日の9時~11時半、12時半~15時が売買可能だ。この時間帯で注文が成り立てば株を売ることができる。

ただし万が一、東証以外の証券取引所(札証、名証、福証)に上場している企業の株を売りたい場合は、午後の取引時間が12時半~15時のため、注意してほしい。

としき

大引け(その日の一番最期の取引)は1日の取引を整理するタイミングであるため、保有株を売るデイトレーダーが多く、株価がいきなり下がることがよくあります。

取引時間を誤認していると売るタイミングを間違え思わぬ損失につながる可能性もある。自分の株がどの取引所で売買するものか確認することをおすすめする

株の取引時間については下記の記事に詳しくまとめているので確認してほしい。

株の取引時間は基本的に平日の9:00~11:30(前場)、12:30~15:00(後場)である。他に、証券取引所によって取引時間が変わったり、証券会社によっては夜間取引が可能なところもある。本記事で株の取引時間にはどのような種類があるのか、勉強していこう。



単元株の説明

単元株とは株の売買ができる単位のことで、だいたいの企業は1単元100株、つまりは100株単位で売買を行うことになる

つまり、1単元100株の企業は1株や10株などでは売買できず、200株、300株といった100の倍数でしか取引はできない。

例えば、自身が500株保有していれば100株、100株、300株などと100株単位に分けて売ることが可能だが、50株、50株、400株といった売り方はできない。

単元株数は取引を行う証券会社の株価情報で確認できるし、取引用のツールでも確認可能なので、確認してほしい。

また、株価というのは1株当たりの株価であるため、例えば300株の売買は下記の通りとなる。


・300株の購入

必要な金額 = 株価 × 300 (円)

・300株の売却

得る金額 = 株価 × 300 (円)


つまり、株価が2,000円の企業の株を100株買うなら200,000円必要だし、2,000円の株を100株売れば200,000円が手に入る。

ただし、厳密には売買時に手数料がかかるため、計算した金額よりも少し変動するので注意が必要だ。

注文方法

では、具体的にどのような売り方、つまりは注文方法があるのか、そのメリットとデメリットも含め、説明していく。

指値注文と成行注文のメリットとデメリット

まず、注文方法は大きく分けて下記の2種類がある。

成行注文 : 売りたい株価を指定しない注文

指値注文 : 売りたい株価を指定する注文

これらの注文方法にはそれぞれメリットデメリットがある。

メリット デメリット
成行注文 注文を出した時点で売買が即成り立つため、手持ちの株をすぐに売ることが可能 売る株価を指定しないため、想定よりも低い株価で売れてしまう場合がある
指値注文 手持ちの株を指定の株価で売ることができるため、想定通りの代金が得られる 指定の株価で注文が成り立たない場合、株が売れないリスクが発生する

つまり、成行注文は株価ではなく時間を重視した注文指値注文は時間ではなく株価を重視した注文である。

としき

一般的に、悪いニュースが出てとにかく早く売りたい!という場合は成行注文、目標利益が達成できる〇〇円になったら売りたい!という場合は指値注文にすることが多いです。ただし、株価が急落している時は指値注文が間に合わない場合が多いため、成行注文か静観することをおすすめします。

特に指値注文は注文の期間指定(有効期限)の設定を意識してほしい

これは、その注文がいつまで有効かを設定する項目で、有効期限が切れた注文は処理されない。その日に売れなければ注文を取り消す等したい場合は「1営業日」、一週間のうちに指定の金額になったら売りたいという場合は「5営業日」というように使い分けよう。

ちなみに、証券会社によって有効期限の限度は異なり、例えばSBI証券の場合は最大15営業日となる。利用する各証券会社の上限はチェックしておこう。

他にも、各証券会社特有の注文方法がたくさんあるが、基本的にこの2つを理解しておけば十分だ。他の注文方法が見たい場合は各証券会社のHPで確認すると良い。

注文の優先順位

株売買の注文には優先順位が決められている。これはどの証券会社でも同じだ。

優先順位は下記の通りだ。

優先順位 項目 内容
1 成行注文 成行注文は指値注文やほかの注文よりも優先される。
2 価格優先 複数の注文が出された場合、価格の高い売り注文が優先される。
3 時間優先 先に出された注文が優先される。

この優先順位を知っておかないと、思わぬ損をすることがある

例えばよくあるのは時間の優先順位で損をするケースだ。


AさんとBさんがそれぞれ、1,000円で200株の売りの指値注文を出した。この時、Aさんの方が注文を出すのが1秒早かった。

その後、誰かが1,000円で200株の買いの指値注文を出した場合、時間の優先順位により、Aさんの注文のみが成り立つ。そして、Bさんの注文は成り立たなかった。

怖いのはここからだ。そういう時に限って株価がそこから暴落をはじめ、もう注文した株価では成り立たなくなり、泣く泣く低い株価で売ってしまう。。。よくあるケースの一つである。


これは本当によくあるケースで、時間の優先順位を知っていれば防げた可能性のあるケースでもある。

優先順位はよくよく理解して株の売買を行うことをおすすめする

自社株を売る際は注意

自社株とは、株式会社にとっての自社の株を指す。株式市場に上場している企業では社員に自社株を保有してもらう制度、「持株会制度」がある。

社員は自社の株を購入するにあたり補助が出たりするため、通常よりもお得な金額で株が買える。しかし、持株会制度で購入した株の売却は、会社のルールに従って売る必要があるのだ

会社のルールに従わず、会社が株価の上がるようなニュースを公表するのを事前に知り、株を売却した場合は「インサイダー取引」とみなされ、逮捕される

インサイダー取引とは会社の重要な内部情報を事前に知り、その情報が公表される前に株の売買をすることである。

自社株を売却する際は必ず自社のルールに従うことを肝に銘じておこう



実際の取引手順

では、SBI証券を例に実際の取引手順を確認しよう。

アプリを使う手もあるが、不具合などが出たりするため私はアプリで売買はしない。

ここではSBI証券のサイトから株をネット注文する取引手順をご紹介する。

【SBI証券にログイン後、画面上部の株価検索で売りたい銘柄を検索】

【検索後、「現物売」をクリック】

【市場、株数、価格、期間を選択し、取引パスワードを入力、注文確認画面へボタンをクリック】

■市場

なるべく大きな市場を選択しよう。東証が良い。(ほとんど東証だ)

■株数

注文可能株数はあなたの保有株数。注文可能株数まで入力可能だ。

■価格

指値なら売りたい価格を入力、成行なら成行を選択するだけだ。条件を入れるドロップボックスがあるが、これは何もしなくてよい。特殊な注文をしたいときに使う項目だ。

■期間

売り注文の有効期限を設定する。当日中、今週中、期間指定(1か月先が限度)が指定できる。

そして、次の画面で注文発注ボタンをクリックすれば売り注文完了だ。

ただし、これで終わりではない。必ず、売り注文が成立したかはチェックしよう。

SBI証券では注文が成り立てば設定したメールアドレス宛に注文が成立した旨のメールが届くため、必ず有効なメールアドレスを設定しておこう
SBI証券[旧イー・トレード証券]

まとめ

如何だっただろうか。

株を売る場合は取引時間帯、単元の確認、注文方法、実際の取引手順を理解し、それらの特徴を把握しておくべきことがわかったと思う。

本記事のまとめは下記の通りだ。

・株の取引時間は東証では平日の9時~11時半、12時半~15時、札証、名証、福証では平日の9時~11時半、12時半~15時半である

単元株とは株の売買ができる単位のことで、だいたいの企業は1単元100株、つまりは100株単位で売買を行うことになる

・注文方法は成行注文と指値注文の2つがメイン。成行注文は株価ではなく時間を重視した注文、指値注文は時間ではなく株価を重視した注文である。とにかく早く売りたいときは成行、しっかり決めた株価で売りたいときは指値が有効だ。

本記事の内容をしっかりと理解し、正しく売り注文を出すよう心掛けよう。


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