億万投資家が実践する確実に利益を出す株売買のタイミング3選

株は適切なタイミングで売買できれば、理論的には損をすることはない。

株売買のタイミングには「順張り」や「逆張り」、「二段底」、「三空」などたくさんあるが、これらの方法はデイトレードでよく使われるタイミングだ。

本記事では、短期投資ではなく、長期投資における株売買のタイミングについて解説する。

億万投資家が株を売買するタイミングについて分析した結果として、長期投資で「利益を確実に出す3つのタイミング」を紹介しよう。

億万投資家の株売買のタイミング

何名かの億万投資家について書籍、ブログ等から情報収集し分析した。

結果、いくつかの共通項が見つかった。

買うタイミング、売るタイミングに分けてそれぞれ見ていこう。

買うタイミング

買うタイミングについてはポイントが下記3点ある。

目標の割安度に到達したとき

大幅に株価が下がったとき

継続的買い増し

ひとつずつ見ていこう。

目標の割安度に到達したとき

一つ目の買うタイミングは、「目標の割安度に到達したとき」だ。

まずは、買いたい企業の目標割安度を設定しておこう。

基本スタンスとしては、予想PERが10倍を切ることが望ましい

としき

予想PERとは、現在の時価総額を1年後もしくは2年後の純利益で割ったもの。
予想PERを算出するときの純利益は、四季報や会社が発表している1年後、2年後の純利益を使用しましょう。

ただし注意してほしいことがある。

予想PER算出に使う純利益がどの程度実現可能なものか必ず確認することだ。

会社によって保守的な予想、強気な予想さまざまだ。

会社や四季報が発表したものだからと油断せず、自分で分析してみよう。

過去の純利益の推移から平均的な伸び率を算出しても良いし、今年の事業の状況を企業HPの情報から調べて、少し上げ下げの調整をしても良い

一番良いのは売上高、純利益を四半期毎にエクセルに打ち込み、グラフ化することだ。

こうすれば、その企業が四半期のどこで一番利益を計上するのか傾向がわかる。

また、例年に比べて利益が下がった四半期があればその要因が何かを分析することもできる。

そうやって、事業状況も踏まえて今年の純利益を正確に予想するのだ。

次に、予想PERの株価をあらかじめ計算しておこう。

株価が動けば予想PERも変わるのだ。

予想PERの株価は下記で計算可能だ。

としき

予想PERの株価は下記計算式を使いましょう。「一株あたり純利益」は純利益を発行済株式数で割ればよいです。

株価 = 予想PER × 一株あたり純利益

この計算式で算出した株価で指値買いを入れておくのである。

としき

指値買いとは、売買する株価を自分で指定しておく取引。指値買いをしておけば、設定した株価に到達したときに自動注文されます。

大幅に株価が下がったとき

2つ目の買うタイミングは「大幅に株価が下がったとき」だ。

億万投資家のほとんどがこのタイミングを重視している

株価が大幅に下落する要因は様々あるが、そのほとんどは企業に関係のない内容だ

例えば下記のようなものがある。

・世界情勢の悪化

・どこかの国が戦争を始める

・大統領が過激な発言をした

自分が買いたい企業には、まったく関係のないものばかりであることがわかるだろう。

それでも、株価は下がるのだ。

自分が持っている株がなんの理由もなしに下がったらかなりショックだろう。

しかしそういったときこそ、買うべきタイミングなのだ。

株価が大きく下がったときの株の買い方については別記事にまとめているため、そちらを参照してほしい。

暴落時には悲観的なコメントが溢れ、株価の暴落、低迷が続くのだと感じられる。そして大半の人は損切りする。しかし億万投資家は自身の株が大きく下げればむしろ買い増す。なぜなら暴落はピンチではなくチャンスだからである。

継続的買い増し

3つ目の買うタイミングは「継続的買い増し」だ。

あらかじめペースを月一回などに設定し、少しずつ買い増しする方法である。

この方法のメリットは、株価の動向に左右されずに株を買えることだ。

実際、株はいつでも買いたくなるものだ。

その気持ちを抑え、精神をコントロールすることは実はかなり難しい。

そのため、自身で規律を守れない人は、思い切って継続的買い増しを試してみることをお勧めする

実際に、継続的買い増しが効果を発揮することは億万投資家が立証している。

※ただし、対象の銘柄選びが重要なのは言うまでもないことだ。

自身で精神のコントロールができる人は、目標の割安度に到達したときと、大幅に株価が下がったときを意識すればよい。

売るタイミング

売るタイミングについても、ポイントが下記の3点ある。

成長シナリオの崩壊

成長シナリオの完了

より良い他の銘柄の発見

ひとつずつ見ていこう。

成長シナリオの崩壊

一つ目の売るタイミングは、成長のシナリオが崩壊したときである。

勝つ企業の株を買いたければ、その企業の成長シナリオを考え、その実現性を確認した上で購入しなければならない

成長シナリオの考え方は下記記事にまとめてあるので確認してほしい。

株式投資における企業の成長性分析は非常に重要である。分析を間違えると何年も株価が上がらない企業に投資していた、ということが普通に起こる。本記事では、グロース株投資を得意とする億万投資家の手法をもとに成長性の分析方法を紹介する。

株を売るのは、この成長シナリオが実現できない見込みになったときである

例えば、思い描いた成長シナリオが「全国展開」だったとする。

途中までは好調だったが、トラブルが相次ぎ不採算店舗が軒並み閉店、開店数より閉店数が上回ってしまった。

トラブルは収まりそうな規模ではなく、しばらくは同じ状況が続きそうだ。

これでは、全国展開は実現できないことがわかるだろう。

そうなれば、売上、利益の伸びは当初想定とは大きくずれる。むしろ下がっていく可能性の方が高い。

こうなれば、その事実がわかった時点で株を売る

できるだけ高い株価で売りたいと思うかもしれないが、そのような考えがよぎっても容赦なく売るべきだ。

なぜなら、その企業は継続的に収益を出す力を失ったからだ。

株価は中長期的には収益に比例して動く。収益が見込めない時点でその企業の株で利益を出すことは難しいのだ。

新たな企業を見つけ、そちらに移行しよう。

成長シナリオの完了

二つ目の売るタイミングは、成長が完了したタイミングである。

成長の完了は、先程説明した成長シナリオが終わったタイミングだ。

成長シナリオが全国展開なら、都市部だけでなく地方までも展開が終わり始めたら売り時と判断する。

恐らくそこまで想定通りの成長シナリオを描いていれば、元の資産の10倍以上の利益は得られているだろう。

株価が2倍、3倍になったタイミングで売りたくなるかもしれないが、あくまで成長シナリオに従って売ろう

そうすれば、あそこで売ってなければ…といった後悔はしないで済むだろう。

より良い他の銘柄の発見

3つ目の売るタイミングは、より良い他の銘柄を発見したときだ。

成長シナリオが良く、割安で、現在持っている株よりも優良な株があれば、そちらに移行するのは有りだ。

今の株をすべて売却して、新しい株を購入しよう。

ただし、今の株がまさに成長を加速させている時であれば、その成長の恩恵をある程度受けたタイミングで移行したほうが良いだろう。



まとめ

如何だっただろうか。

億万投資家の買うタイミング、売るタイミングをまとめると下記の通りだ。

【買うタイミング】

目標の割安度に到達したとき

大幅に株価が下がったとき

継続的買い増し

買うタイミングは基本的に割安なときが基本スタンスとなる。

難しい人は継続的買い増しを検討しよう。

【売るタイミング】

成長シナリオの崩壊

成長シナリオの完了

より良い他の銘柄の発見

売るタイミングは基本的に成長シナリオの行く末次第だ。崩れるか、完了するか。

つまり売ることはほとんどなく、基本的には持ち続けて成長シナリオを監視し続けるのだ。
この記事を参考にし、売買のタイミングを掴み、紆余曲折を経て自身の投資法を確立していってほしい。


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